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令和3年度 省庁合同所管事業説明会を開催
令和3年11月4日(木)13:30より「ハーネル 仙台」(仙台市青葉区本町2-12-7)において、東北経済産業局のご後援をいただき、令和3年度 省庁合同所管事業説明会を開催いたしました。
最初に、東北経済産業局地域経済部 高橋次長から「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略について」と題して、カーボンニュートラル実現のためには、排出量を大幅に削減することが大前提となり、そのための成長が期待される14の重点分野について、コンクリート分野やセメント分野も加えて、説明が行われました。続いて「防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策について」と題して、東北地方整備局河川部 斉藤河川調査官から、最初に、激甚化・頻発化する水災害と対応状況について報告され、続いて、国土強靭化のための5カ年加速化対策の概要について説明が行われました。これには、老朽化対策やデジタル化の施策も含まれているとのことでした。さらに、流域治水の考え方についても紹介されました。さらに「農地・農業水利施設を活用した流域治水の取組について」と題して、東北農政局農村振興部 藤田洪水調節機能強化対策官から、既存ダムの洪水調節機能強化の取組について、その背景並びに農業用ダムにおける取組状況や事前放流の実施状況について説明が行われました。また、流域治水の取組については、特に田んぼダムの取組を中心に紹介されました。
後半は、一昨年まで3か年にわたり、東北大学の久田先生にコーディネーターをお願いし、「若者や女性が活躍できる業界となるために」をテーマにパネルディスカッションを重ね、要望・提言をまとめていただきました。今回は、若手・女性の活躍そして働き方改革といったテーマから、持続可能な企業そして業界へ成長するため、SDGsに関する理解と知識を得る特別講演を企画いたしました。SDGsの分野でトップランナーである 三承工業(株) 代表取締役 西岡徹人氏から「女性活躍から働き方改革そしてSDGsへ」と題して、風土改革から、女性活躍、そして働き方改革により、社内環境整備を行ったこと、SDGsを取り入れることで、社会性と経済性を両立した企業経営を実現したこと、これらにより仕事への誇り(生きがい、やりがい、働きがい)が生まれ、ひいては売上・利益・生産性の向上につながり、持続可能な好循環となっていることが紹介されました。SDGsを取り入れることの必要性・重要性の認識を共有できたものと思います。経営層の方にも多数参加いただき、69名の参加者となりました。