会長ご挨拶


設 立 挨 拶


    全国コンクリート製品協会東北支部 支部長  前田 直之


 この度の一般社団法人東北コンクリート製品協会の設立にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。設立の母体となりました全国コンクリート製品協会東北支部の時代から、関係各位におかれましてはコンクリート製品の普及や業界の健全な発展につきまして、一方ならぬご支援をいただき、心から感謝申し上げます。
 この新しい協会のコンセプトをどのように表現するか思慮していると、ある有名な言葉が脳裏をよぎりました。A.リンカーンのゲティスバーグ演説「人民の人民による人民のための政治」です。それをこの協会に置き換えるとすれば、「東北の、東北による、東北のためのコンクリート製品協会」となるでしょう。
 「東北のコンクリート製品協会」といえば当たり前のようにも聞こえますが、一口にコンクリート製品といってもパイル、ヒューム管、ボックスカルバート、農業用水路、道路側溝から河川用ブロックなど多岐にわたります。また、6県それぞれの事情も決して一律ではありませんし、官・民の違いや建築・土木の違いもあります。しかし、コンクリート製品として共通の課題は、それらの垣根を越えて解決すべきことも数多くあります。その対外的な窓口であり、業界としての受け皿となるのがこの協会です。
 「東北によるコンクリート製品協会」とはどういう意味でしょう。その主体は東北に本社機能を持つ企業だけでないことは明らかです。ここ東北に生産拠点を持つ企業はもちろん、営業拠点のみを持つ企業も正会員として入会いただけることにいたしました。メーカーだけではありません。セメント、混和剤などの原材料、骨材、型枠、鉄筋などの業界の方々やコンクリートに携わる大学の先生方など、まさに「オール東北のコンクリート製品関係者」によって組織するのがこの協会です。
 「東北のためのコンクリート製品協会」というと、東北地区のインフラ整備を意識される方が多いと思います。しかし、その前に忘れてはならない大切なことがあります。私たち自身もその東北に住み、インフラの恩恵に与るひとりなのです。私たちの作った製品は30年後の故郷をも支え続けています。私たちの子供や孫の世代にも安心で安全な環境を提供するために、今日の業界だけでなく、将来の業界も健全な発展を続けられるようにする礎をつくる、それがこの協会です。
 一般社団法人東北コンクリート製品協会は、ようやく立ち上がったばかりです。「オール東北」というには、まだまだ物足りない陣容ではありますが、一つずつ実績を積み上げながら、皆さんと一緒に理想の協会をつくっていきたいと思います。そして、将来的には積雪寒冷地である東北特有の気候風土に対応するため、独自の技術基準が構築できるような協会にまで発展することを期待しております。
 皆様方におかれましても、この協会の発展のために、さらなるご指導とご鞭撻をお願いいたしまして協会設立にあたってのご挨拶といたします。