会長ご挨拶


「地域の未来に貢献できるコンクリート製品業界へ」


  一般社団法人東北コンクリート製品協会 会長  前田 直之


 

 東北コンクリート製品協会が発足して今年で5年目を迎えます。「オール東北」を標榜して活動してまいりました当協会は、おかげさまで正会員39社・団体会員6団体(準会員22社)・賛助会員14社、計75社の会員を擁するまでに成長し、活動の幅も年々拡大しております。これもひとえに関係各位の熱心なご指導と多大なるご協力のおかげと心から感謝申し上げます。

 今年1月、恒例となりましたコンクリートポール・パイル協会東北地区、全国ヒューム管協会東北支部との共催で新年賀詞交歓会を開催いたしましたところ、関係諸機関・団体・報道機関からのご来賓も含めて141名の方々にお集まりいただきました。年々増加する参加者の数が、更なる交流と業界活性化を呼ぶ好循環をもたらしていることはとても喜ばしく、コンクリート製品業界に対する内外からの期待の表れだと感じております。

 その賀詞交歓会での席上、次のような挨拶をいたしました。東北の復興は関係各位の懸命な努力によって着々と進んでおりますが、ハード面での整備が進む一方、ソフト面での充実はまだまだこれからであります。少子化・高齢化の進む我が国において、「身体が動くうちは生涯現役」ということで先輩世代の頑張りに頼っていましたが、それも限界が近づきつつあります。特に震災からの復興という目標があった東北地方は皆さんの意識も高かった分、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた首都圏での需要増による反動は他の地域以上に大きいと感じております。そのような環境下にあって、私たちのコンクリート製品業界は建設業界の一翼を担い、現場の安全や構造物の品質確保、そして、工期の短縮と省人化によって生産性向上に大きく貢献しております。生産年齢人口が減少する中、人員確保はどの業界においても最重要課題でありますが、地域を守る建設業および建設関連産業において、人手が足りないから地域の安全・安心が守り切れないということはあってはなりません。慢性的な人手不足の環境下にあっても地域のインフラを作り、守るのが私たちの使命であり、まさにそれこそがコンクリート製品に与えられた使命でもあります。単に製品を供給するだけでなく、製造・運搬・施工という一連の流れの中で工事の現場での生産性を向上させ、私たちの地域と建設業界を足元から支える役割を東北の製品協会が積極的にリードしていきます。

 昨年秋に開催した省庁合同セミナーのパネルディスカッションにおいては、「若者と女性がさらに活躍できる業界となるために」というテーマで話し合いをさせていただきました。単に過去からの延長ではなく、この業界の目指すべき未来のビジョンをこれからの時代を支えていく皆さんと共に考え、実現していくことが重要であり、この東北コンクリート製品協会の次の使命だと考えております。その実現に向けて、皆様の一層のご支援とご協力をお願いして、新年度にあたっての所感といたします。